ウリエ 力を抜いて、僕に身体を預けていれば大丈夫。 もっと身体を近くへ重ねて……。 主人公 (ウリエさんが、近い……。 どうしよう、心臓の音が 伝わっちゃいそう) 主人公 (でも……離れたくない) ウリエ 右足から後ろへ、左、最後は両足をそろえる。 次は左、右、そろえる。 ウリエ 今度は右へ前進、左、そろえる……そう。 上手だよ、蝶々。 主人公 (すごい……私、 ステップなんてひとつも知らないのに) 主人公 (ウリエさんのリードだけでこんなに…… まるで、魔法みたい)