ローエン ワタクシのリードに任せて下さい。 アナタを美しく踊らせてみせますよ。 主人公 っ……、あの……。 ローエン 左足を揃えて、次は右足…… また揃えて、左足。そうです。 ローエン 今度はさっきと反対に、右足から……。 そう、ワタクシについてくれば大丈夫ですよ。 主人公 (驚くくらい踊りやすい。 優しくリードしてくれて……) 主人公 (握られた手が熱い。 手袋越しなのに、体温が伝わってくる) 主人公 (このままずっと、踊って いられたらいいのに。 誕生日なんて、来なければいいのに)