ヴァイオリンを得意とする、気怠げで美しい楽士。傷が多く、謎めいた雰囲気。城を管理している彼は、誰よりも城のことを熟知していた。聞くところによると、長年誰とも話していなかったようで、話下手というよりは、毒舌だったという。
茨の冠をつけた乱暴で傲慢な王子。いつも片手には人形。この広大なリュシオル城のことを熟知しており、出られないことを不服に思っていた。気に食わないことがあると人形に当たっていたという。貴女にもキツく当たるが……。女性が苦手で女性不信気味。
右蛍の兄、光る左目は眼帯で覆われていた。性格がすれており、誰に対しても心を開かず、冷たく、さめた雰囲気であった。城の様々な秘密を知っていたという。
両目の視力が弱かったといわれており、兄のゴーシュとは逆に右目が蛍のように光っていた双子の弟。中性的な顔立ちで表情が乏しいため、何を考えているのか分かりづらかった。瞬きができない呪いがかかっていたらしい。目を覚ました時に貴女の傍におり「姫」と呼ぶが……。
口をラバーマスクで覆ってる謎の執事。博識で丁寧にエスコートをするが、激高すると手に負えない程に怒った。すべてを諦めているような達観した人生観の持ち主で「ああ死にたいですねぇ」が口癖だったという。
城の塔にある監獄を管理していた監獄長。誰にでも、明るく振舞っていたようだが、惨劇を見すぎ壊れていた。そのためか、別人格に豹変することがあったらしい。どこからか用意した豪華な食材で、姫に対し最後の晩餐を用意した人物と言われている。あることがきっかけで、貴女に逃亡を促した………。