七不思議「旧校舎の神隠し」を起こしていた妖怪。

かつては自分が消える運命を受け入れていたが、
貴女と知り合い、この先も生きていく道を選んだ。
人間に怯えられることへの葛藤も乗り越え、成長した様子。

学園を卒業した貴女と共に、
新天地でも人間に化けて生活している。
極度の甘党で夕食はデザートが必須。
二人きりの時は、恋人とイチャイチャしたいらしく、
貴女をからかっては楽しんでいる。

旧校舎の跡地に建てられたプレハブ。
真夜中にさまよう影に捕まると
ソイツは、存在ごと消されちまうらしい。
いつか別れが来るって分かってた。
けど、こんな形で失うっていうのかよ！？

七不思議「メリーさんの校内放送」を起こしていた妖怪。

背筋が震えるほど不気味な風貌。だけど中身はシャイボーイ。
貴女に一途に恋する、照れ屋な妖怪です。怖くないです。

一つ屋根の下でもマイペースに、恋を育んでいる模様。
電気系統に強いので、役に立てる場面が多く喜んでいる。
恥ずかしがりだが、貴女を抱きしめることは
なんとか出来るように なったらしい。次の目標は
「ごはん？おふろ？それとも、わたし？」を言うこと。

ひとつ、またひとつ、忘れていく。
笑った顔も、恥じらう姿も、怯えた瞳も、この気持ちも。
あなたをすべて、忘れてしまったら、
わたしはきっとわたしを保てない。
ねえ、消えないで……先輩。

七不思議「十三階段の悪夢」を起こしていた妖怪。

夢を食べる「バク」という妖怪の、最後の生き残りだった。
かつては生き残りの同胞を探しさまよっていたが、
今は貴女の家に居候。共に生きることを決めている。

悪夢に怯える姿を好む、自称・性悪。
だが、自分以外のせいで寝苦しそうなのは許せない。
新居用に貴女とお揃いの枕を買えたことを、ひそかに喜んでいる。
もちろん、その気持ちは貴女にダダ漏れである。

音もなく気配もなく、そいつはやってくる。
夜中に君が見た悪夢は現実となり
徐々に町を蝕み始めていた。
その度に、君が眠る時間は長くなっていく。
このままじゃ君は目醒めなくなる……永遠に。

七不思議「体育館の遠吠え」を起こしていた妖怪。

人を呪うための道具として使われてきたため、
かつては愛情というものが分からなかった。
貴女と出会った後、命の重さと愛しさを知ることに。

卒業後は、貴女の家で恋人として（番犬としても）
役に立とうと張り切っている。
ただ、貴女がゲームやテレビに夢中だと、
構ってほしくて取り憑いてくるので要注意。

いつもの道を、ひとつ曲がると変な裏通りに出た。
人も妖怪もいない、けどバケモンは大勢いる。
この場所からどうやっても抜け出せねぇ！？
迷子になったら、やられちまう。
だから、ぜってぇおれの手、離すなよ！

七不思議「保健室のかなしばり」を起こしていた妖怪。

かつて、人間のせいで化物に歪んでしまったことがある。
それゆえ、いつか傷つけることを恐れていたが、
貴女から注がれる愛情で不安を乗り越えた。

貴女と同じ家に棲みついたので、よくよく注意されたし。
なぜって、彼は妖艶な姿に執拗な性格。
獲物はじっくりと追い詰めるタイプ。
さらに言うと好きな子の泣き顔が好き。
おわかりいただけただろうか。

キミに起きた異変は、まるで呪いだった。
声を奪われ、視界を奪われ。
暗闇の中、次に奪われるのは——
これが妖怪に恋した罰なのだろうか。
ねえ、オレの声はまだ届いてる？

七不思議「ピアノがひとりでに鳴る音楽室」を起こしていた妖怪。

自由気ままで、誰からも好かれる人気者。
と見せかけて、内心は人間から忘れられていく悲しみから、
人に執着しないように生きていた。
貴女と過ごすようになった今は、日々の幸せを噛みしめている。

可愛く見えて以外と男らしく、二人暮らしになった今、
貴女の面倒を見てあげなくちゃと思っている。
だが、こたつの魔力には逆らえない。
貴女を道連れに、よくゴロゴロしている。

みんなで写ってる懐かしい写真。
そこから、キミだけ消えていた。
周りのみんなが、どんどんキミを認識しなくなっていく。
人間ってどこまで薄情なんだろう。
いっそキミを、こちら側へ招いちゃおうか？

七不思議「理科室の鬼火」を起こしていた妖怪。

人に裏切られた過去から人間嫌いだったが、
少しずつ貴女に心を許していった。
ぶっきらぼうだが、根は義理堅く男らしい。

成り行きとはいえ貴女とは挙式もしており、
無意識に「俺の嫁」発言まで飛び出す。
そのクセ、手をつなぐだけで照れる変な狐。
自宅では亭主関白に見せた世話焼き。
頼られると面倒そうにしつつも、口元はニヤけている。

昔、この土地を守る土地神さまがいた。
蛇神さまって呼ばれてたソイツは、もういない。
けど、今になって妙な噂が出回ってる。
蛇神さまが生贄を捜してるってな。
しかも狙われてるのは……オマエだ。

七不思議だった「トイレの花男さん」を名乗る妖怪。

その正体は「はじまりの妖怪」と呼ばれる大妖怪。
たった一人で人間と妖怪を、何百年も見守り続けてきた。
その長い孤独は、貴女と恋に落ちて幕を閉じたようだ。

誰かを笑顔にするのが生きがいな、大らかで優しいお兄さん。
家では茶目っ気から、貴女に甘く迫ることも。
ゲームやマンガが好きなので、最新作はだいたい買ってきてくれる。
エクスカリバー（トイレブラシ）でトイレ掃除も鮮やかにこなす。

古くから七不思議のある、七霧学園。
妖怪に出会えるという噂のある学校。
その物語が歪んだ時、学園に住む妖怪たちも歪んでしまった。
彼らを消さなければ君が消えてしまう。
嗚呼、それは、なんて悲劇だろう。