GW特別企画★スペシャルSS「気になるあの子はフワフワBODY?」
2015.05.02 20:47:20
こんばんは。もし神スタッフです。
先月のガルスタさんに掲載いただきましたSSが大変好評でしたので、
ブログ用に新規書下ろしSSをご用意いたしました。
仲の良い高校生男子、エース、ネジ、キョウ、シュリの
男子トークをはたで見ているマサトさん(主人公兄)……。
今回のSSでもキャラクターの個性が
垣間見えるかと思いますので、ぜひお楽しみください!
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キョウ「もうちょっとでゴールデンウィークだな」
ネジ「もうすぐってか、今日からだけどな。んで、みんなの予定は……って、聞くまでもねえか」
エース「みっちりテニスだ」
キョウ「オレもフルでバイト。こういう時に稼いでおかねえとな」
ネジ「うわ……みんな揃って寂しすぎだろ」
シュリ「そういうネジも部活でしょー? 人のこと言えないじゃん」
エース「だな。お前も寂しいひとりに入る」
ネジ「くっそー! じゃ、じゃあシュリはどうなんだよ! 部活もバイトもないだろ!」
シュリ「僕? うーん……どうしよっかなぁ、教えたくないなぁ~」
キョウ「何かあるのか?」
シュリ「なーんてね、冗談だよ」
マサト(ん……? あの男の子たち、前にも見かけたような……)
マサト(前もにぎやかにしていたらからよく覚えてるけど……確かあの制服は七科の……)
キョウ「つうか、ひとりも女と遊ぶヤツいないんだな……。高三にもなって寂しいよな」
シュリ「高校三年生だから、でしょ。遊んでばっかりもいられない時期だしね」
ネジ「あー!! モテたい! 彼女ほしい! デートしたい! いちゃいちゃしたい!」
シュリ「ちょっ、そんな叫ばないでよ!」
ネジ「みんなの心の声を代弁してやったんだよ」
キョウ「そういやみんな、前に言ってた気になるヤツはどうなったんだよ」
ネジ「相変わらず何もねー。……つーか思い出させんな」
シュリ「残念ながら僕も……」
エース「ああ、あいつのことか。最近よく見かけるからな、話しかけてみたんだ」
ネジ「おお!? エース積極的じゃん! で、どうなったんだよ!」
キョウ「まさかエースがリードするとはな……」
エース「やっぱり見てるだけじゃ駄目だ。仲良くなりたいと思ったら、話しかけるしかないだろ」
シュリ「なんかエースが眩しく見えるんだけど……?」
キョウ「か、輝いて見えるぜ……」
エース「前に比べれば、俺に心を開いてくれてるみたいだったからな。今がチャンスだと思ったんだ」
ネジ「エース……頼もしい……!」
エース「話しかけてみたら、嬉しそうに腹を向けて寝転んでくれたぞ。あれは明らかに一歩進んだ関係になったな」
ネジ「はあああ!? ど、どんな女の子だよ……それ……腹を……向けて……!?」
キョウ「エース……オマエ……それはつまりそういうことなのか? 一歩進んだ関係ってそういうことなのか?」
シュリ「で、でも急すぎるよね? 段階ってものがあるよね? それにエースだよ?」
エース「毛並みの良い、ふわふわな腹だった。写真も撮らせてくれたんだ。見るか?」
シュリ「…………毛並み?」
キョウ「……人間ですらなかったっつーことか」
エース「見ろ、この脱力しきった顔を。野良猫にしては、よく俺に懐いてると思わないか」
ネジ「……可愛いけど……猫だな……」
シュリ「……やっぱりね。そういうことだったんだね」
エース「ん? 俺が前に話していた野良猫の話を聞きたかったんだろ?」
ネジ「ちげーよ!!」
シュリ「……はぁ……この話はまた今度だね……」
* * *
マサト(このうるさいほどのにぎやかさ……)
マサト(やっぱり前に見た七科高校の生徒で間違いないな……)
マサト(妹の友人ではないことを祈るばかりだな……)
おわり
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マサトさん、残念ながら妹さんのご友人になる予定の男の子たちですよ・・・と念を送りつつ。
今月発売のガルスタさんでは、
もし神の最新情報をお届け!!お見逃しなく!