『陰陽寮』――
平安から明治にかけて実在した、
都を護るために設立された公的機関のこと。
それは時代の変化と共に消え去ったと思われた。
しかし、現代にその技術を脈々と受け継ぐ者たちがいた。
人の手では負えない怨霊に立ち向かうがゆえか、
人としてはどこか歪みを抱えた現代の陰陽師たち。
貴女はある事件をきっかけに、
日々怪異に立ち向かう『彼ら』の存在を知ってしまう。
そしてそれは、貴女の日常の終わりだった。
貴女の日常を終わらせるCD
「陰陽師幻夜録 -我が掌で眠れ-」
―― 現代の陰陽師。人としては、どこか歪んだ彼らとの恋物語 ――
陰陽寮公示課スタッフです。
新作発表会のPVはご覧いただけたでしょうか。
陰陽寮、怨霊、式神――。
耳慣れぬ言葉が多くあったかと存じます。
今は馴染みがなくとも無問題です。
いずれ貴女が彼らに出会った時には知ることになるでしょう。
その『彼ら』――
6人の陰陽師について今日はご紹介いたします。
熾月
究極的な面倒くさがり屋。いわく「楽をするための努力なら惜しまない」そのため自分の役に立つと感じたものには、異様な拘りを見せる。道具、式神にとどまらず、人間も例外ではない。
禸鬼(またぎ)という女性の髪が編み込まれた縄状の式神を使役する。
翔真
陰陽道に天賦の才を持って産まれた。そのためか、周囲を見下している。占術を特に得意としており、数秒後の出来事であれば「予言」と呼べるほどにその精度は高い。
凪
他人に厳しく、自分にはより厳しい人物。常に険しい表情をしている。「人を護らねばならない」という脅迫的な意識を持っており、向こう見ずな行動を起こすことがある。その様子は、死に急いでいるようですらある。
唯斗
お調子者で人気者。常に飄々としており、どこか達観した人物。その実、彼の心の内は社会や大人たちへの憎悪、そして無力感で満ちている。普段の振る舞いは、彼なりの精一杯の強がりである
甲斐
眉目秀麗であり、学生としては文句のつけどころがない。表向きは人当たりもいいが、実は非常に打算的な人間であり、言ってしまえば腹黒。自分の見た目がいいコトを自覚したうえで利用している。陰陽師としての能力は並以下。それは彼にとって強烈なコンプレックスとなっている。
晴哉
とても高校生とは思えない妖艶な空気を纏った人物。強烈な執着心の持ち主であり、自身が納得するまで物事を突き詰める。己の願望のためであれば彼が手段を選ぶことはない。それが例え、人としての正しい在り方を踏み外すことになるとしても。
陰と陽が裏表であるように、
彼らもまた様々な想いを抱えています。
なんとなく、一筋縄ではいかない、
難儀な相手だと思われましたでしょうか。
その通りです。
彼らの日常は、
貴女が普通に生きているだけでは、
決して知ることのない裏の世界。
現代の陰陽師。
人としては、どこか歪んだ彼らとの恋物語。
「陰陽師幻夜録 -我が掌で眠れ-」
2015年10月より、リリース開始