平成の群青島に派遣された、新米「図書委員」。 幼い頃から物語が好きで、希少な書物を大切にしている。 土地神「ドリコ」の宿る書物を手にしたことから時空を超えた物語を紡ぐことに。
平成のロンドン国立図書館から群青島に派遣されてきた「図書委員」。 日本人の父親と、イギリス人の母親の間に生まれたハーフ。 海外生活が長かったためか、敬語を使うことが苦手。 粗暴な態度から喧嘩を売られることもあるが、返り討ちにしてしまうトラブルメーカー。 司書資格がないため、周囲からはコネ入館を疑われている。
平成の「図書委員」で、次期図書委員長とも噂されるエリート司書。 その厳格な性格から、付いたあだ名は「鬼委員長」。 冷徹な物言いをすることもあるが、それも立場上公平性を重んじるため。 本来は情に厚く思いやりのある人物。 プライベートでは年寄りじみたところがある。
平成の「図書委員」でセンリの同期。秘書業務を担当している。 占いや手相、幽霊などを一切信用しない現実主義者。 人を見る目も鋭く、常に理性的である。 口調は穏やかだが毒舌なため、人を傷つけてしまうことも。 主人公とは中学校時代の同級生で、数年ぶりの再会を果たすことになる。
昭和48年の群青島の警察官。 群青島は争い事もないため、いつも散歩パトロールをしている。 女性が前に出ることを好まず、男がリードすべきという考えの持ち主。 一方で、花や自然を愛する繊細な一面を持つ。 地元愛が強いため、よそ者には厳しい態度をとってしまうことも。
昭和48年の群青島の住人。 小学校の美術教師をする一方、画家を目指している。 気さくで面倒見のよい性格から島の子供たちにも人気。 男らしく頼りがいがあるが、マイペースで鈍感。 恋愛話になると、はぐらかしてしまう照れ屋な面も。極度の甘党。
昭和48年の群青島の住人。 新人賞を受賞した人気小説家。 中学の特別講師をしながら、次回作執筆のため群青島に長期滞在している。 本人は無自覚だが、他人に無謀な注文をすることがある。 ロマンチストだが恋愛は想像だけで充分。