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女子生徒A:
レム様、視線をこちらに!
レム:
わかった。こうかな?
女子生徒B:
軽く微笑みもお願いします!
レム:
ああ、構わないよ。
主人公:
(熱のある要望を出す女の子たちもすごいけど……)
主人公:
(全部に応えてるレムもすごい。
根が真面目だからなあ)
レム:
次はこれでどうだ。
女子生徒A:
きゃあ! 素敵です、素敵です〜!
主人公:
(あ、のってきた。
自分からポーズ決め出した)
リンド:
吸血の衝動をねじ伏せられるって、
今回のことでも証明できたし……。
がっついてもいいんだろうけど。
主人公:
(なんか不穏なこと言い出した!)
リンド:
お前から血を奪いすぎるのも、
良くないからな。
主人公:
う、うん。
さすがに貧血になっちゃうもんね!
リンド:
それもあるが——
俺が、お前を離せなくなりそうで
困るんだよ。
リンド:
お前の血以外、口に
できなくなったら大変だろ……?
主人公:
え、ええっ!?
リンド:
ははっ、本気に取るなよ。
心配しなくても、お前が
嫌がるようなことはしないさ。
ウリエ:
お待たせ。
じゃあ、乾かそうか。
主人公:
う、うん……。
ウリエ:
そんなに緊張しないで。
リラックスしてくれて良いんだよ。
主人公:
ん……。
主人公:
(ウリエの手が
髪を梳いてくれてる……。
優しい手つきだな)
ウリエ:
……気持ち良さそうだね。
主人公:
うん、すごく良い感じ……。
ウリエって器用だよね。
ウリエ:
だとしたら、相手が君だからだよ。
君を目の前にすると、自然と
優しい気持ちになるんだ。
ウリエ:
傷つけないように、
そっと、包み込むように、
愛を込めて——って。
主人公:
そう言われちゃうと、ちょっと
照れちゃうな……。
メィジ:
……じきに変えてみせるさ。
主人公:
えっ?
メィジ:
魔界を変えてみせるって話だ。
オマエが家族と離れ離れに
ならねぇで済むように。
主人公:
メィジ……。
メィジの大きな手が、
濡れてしまった私の髪を
優しく撫でてくれる。
メィジ:
オマエには、笑ってて欲しいからな。
ぜってぇなんとかしてみせる。
だから……。
メィジ:
今は、このままオマエを
魔界にさらっちまうの、
許してくれよ。
主人公:
……もちろんだよ。
シキ:
旅行先は、この前の森みたいに、
いろんなものがあるんだろうな。
シキ:
そこにあるもの、
全部見て、触ってみたい。
……ううん、旅行先だけじゃない。
シキ:
これから先もキミと、いろんなものを見て、
いろんなことを知っていきたい。
主人公:
うん、私もだよ。
シキ:
それと、アズナが教えてくれたんだけど、
キミともちゃんと触れ合うから。
そこは安心してよ。
主人公:
……ん?
シキ:
恋人として、そのくらいは
リードしなきゃダメって怒られたんだ。
だから、旅行楽しみにしててね。
主人公:
ちょっ、待っ……!?
アズナに何言われたの!?
シキ:
……ふふっ。
次の連休が楽しみだね。
ポメラニアン:
ぺろぺろっ。
主人公:
ちょっと、ローエンくすぐったいよ。
もう、顔、舐めすぎってば!
ポメラニアン:
クーンクーン。
ローエン:
(心配無用と申しましたでしょう。
アナタのお傍にいる限り、
心が揺らぐことはございません)
主人公:
なあに?
なにか大切なこといってるでしょ?
ポメラニアン:
ワン。
ローエン:
(マキシス様への忠誠も、アナタへの愛情も、
決して変わりはしません)
ローエン:
(ですから、これからも常に
お傍に置いてください)
主人公:
いいよ。
なんていってるかわかんないけど、
ローエンの望みは全部叶えてあげる。
主人公:
だから、ずっと一緒にいてね。
レム:
なぜ、わざわざネクタイを……。
さすがに自分で出来るが。
主人公:
そうじゃなくて、なんて言うか……。
主人公:
他の人にはこんなことしませんから。
レムさんだけ、特別です。
レム:
……!
主人公:
ヤキモチは嬉しい時もありますけど、
行き過ぎちゃうと困りますから。
主人公:
ちゃんと特別に想ってますって
伝えあうことも大事だと思うんです。
主人公:
なので、ええと……今日のところは
さらわないで欲しいなあ、なんて……。
レム:
……敵わないな。
特別扱いだと言われては、
これ以上、手を出せそうにない。
レム:
それに……こういうのも悪くはないな。
リンド:
肩の力を抜いてくれ……。
主人公:
う、うん……。
主人公:
(首筋に……息がかかる)
リンド:
……んっ……はあ……。
主人公:
(うっ……首筋が、熱い……。
身体が沸騰しそう……)
リンド:
大丈夫か……?
主人公:
うん……。
主人公:
(頭がぼんやりして……
リンドのこと以外考えられなくなる)
リンド:
ん……っ……。
お前の血は甘いな……。
主人公:
ウリエさん、あの、近い……。
ウリエ:
そう? 僕と君は、もっと近づけるのに。
主人公:
腕、離してください……。
これじゃあ、動けない……。
ウリエ:
もちろん、動けないようにしているんだ。
もう、我慢はなしにするって決めたから。
ウリエ:
今夜は、一人前の夢魔になるための
レッスンをするんだろう?
主人公:
それはそうですけど、でも、ベッドの上で、
レッスンなんてできないですよ?
ウリエ:
夢魔になるためのレッスンって、
こういうことなんだけどな……。
主人公:
……ん……っ!?
主人公:
(ま、まさか……)
主人公:
あの、私……っ。
そんなつもりじゃ……!
主人公:
ああ、夢が叶った。
ほんと、メィジの髪の毛って綺麗だよね。
つやつやしてて、光に透けると輝くの。
メィジ:
そんなスゲーもんじゃねぇって。
オマエのほうが、さらさらしてんじゃねーか。
主人公:
ええっ!
私、寝癖とかすぐついちゃうんだよ。
主人公:
それに比べてメィジの髪は、
手になじむっていうか……
触っているだけで、気持ちいいんだよね。
メィジ:
要するにオレ様に触ると、気持ちいいって話か。
主人公:
ん? う、うん、まあ
そういうことになるのかな……?
メィジ:
だったら、一緒だぜ。
主人公:
え?
メィジ:
オレ様もオマエに触られると気持ちいい。
悪くねぇな、こういうのも。
シキ:
……狭くない?
主人公:
ううん、平気。
シキ:
もっと、こっちにおいでよ。
主人公:
う……うん。
シキ:
すごく温かい……。
キミの体温が気持ちよすぎて、
眠たくなってきた。
主人公:
私も……。
シキの傍にいると安心して、
すぐに眠っちゃいそう。
シキ:
おやすみ。
主人公:
おやすみなさい、シキ……。
優しいまどろみの中、
穏やかな声が耳元に落とされた。
シキ:
オレを好きになってくれて……
ありがとう——
ローエン:
そんな考えは捨ててください……。
ワタクシも精一杯なのですよ。
主人公:
え、ローエンが?
ローエン:
ええ。気持ちの重さで
アナタを潰してしまわないように、
これでも加減をしているのです。
主人公:
(加減されてる気がしない……)
ローエン:
今回、アナタはワタクシに寄り添って、
支え続けてくださいました。
ローエン:
それどころか、危険も顧みずに
助けてくださった。
主人公:
それは、当然だよ。だって——
主人公:
(だって、なんだろう?
……ううん、迷うことなんかないか)
主人公:
だって、ローエンのことが
大切なんだもの。
レム:
この特別な夜に改めて伝えさせてほしい。
君を愛している。
レム:
未来永劫、この気持ちは変わらない。
また来年こうして同じ輝きを見ながら、
君に伝えても良いだろうか。
主人公:
……はい、楽しみに待っていますね。
主人公:
(来年も、再来年も、その先も。
こんな景色を二人で分かち合って
ちょっとずつ歳を重ねて)
主人公:
(そうして、
ずっと一緒にいられたらいいな)
レム:
そうだ、伝え忘れていた。
主人公:
え……?
レム:
メリークリスマス。
主人公:
……メリークリスマス、レムさん。
リンド:
…………。
主人公:
(……!?)
主人公:
い、今、何を……!?
リンド:
何って、キスしたんだよ。
そんなに驚くことか?
主人公:
当たり前だよ!
しかも、その瞬間に
写真撮ったよね!?
リンド:
最高のシャッターチャンスだったぞ?
主人公:
そ、そういうことじゃなくて……っ!
ウリエ:
お互い、恋に翻弄されてるって
感じだね。まあ、いいか。
きっとこれは、そういう恋なんだ。
主人公:
うん。そうだね……。
主人公:
えっ?なんか周りが
盛り上がってる……?
ウリエ:
ああ、イルミネーションによる
ショーが始まったんだよ。
一緒に見るだろう?
主人公:
……うん!
主人公:
(ライトが明滅してる。
色も変わって……すごく綺麗)
ウリエ:
今日は特別な一日と、
特別な君をありがとう。
主人公:
私こそ……素敵な思い出と
時間と贈り物を、ありがとう。
ウリエ:
メリークリスマス。
来年もまた、一緒に過ごそう。
……約束だよ。
主人公:
(思ってたより、
ずっと近くにメィジがいる……
ちょっと恥ずかしいかも)
メイジ:
あ、あったけぇな……。
最高のプレゼントだぜ。
主人公:
う、うん。やっぱり首元が
寒くないのはいいよね。
メイジ:
それもあるけどよぉ……。
オマエが近くにいると、
あったかいんだよ。
主人公:
……!
主人公:
わ、私もあったかいよ。
メィジと一緒にいると。
メイジ:
そ、そうかよ……。
メイジ:
……オマエが寒くねぇように
抱きしめててやるからさ、
もう少し、ここにいようぜ。
シキ:
ダメだよ。
オレから離れないで。
主人公:
でも……恥ずかしいよ。
シキ:
大丈夫。さっきも言ったでしょ。
みんなイルミネーションに夢中で、
オレたちのことなんて見てないから。
主人公:
そう、かな……?
シキ:
そうだよ。ね、だからお願い。
イルミネーションが終わるまででいいから。
こうしてて……。
主人公:
……うん。
主人公:
(人前だと恥ずかしいけど、
こうやってシキと触れ合えるのは
やっぱり嬉しい……)
主人公:
(イルミネーションは22時まで……
あと少ししかないなんて
ちょっと残念だな)
シキ:
本当はいつも……もっとこうやって
キミと抱き合っていたいんだ。
ローエン:
ん……。
主人公:
きゃっ……!
ローエン:
可愛らしいプレゼントへのお返しです。
主人公:
ローエンからのプレゼントは、
もうもらったよ!?
ローエン:
クリスマスプレゼントは、
いくつもらっても嬉しいものでしょう?
ローエン:
もっと差し上げますよ。
少し、じっとしていてください。
ん……。
主人公:
(ほっぺ、舐められた……!)
主人公:
な、な、なんてことを……。
ローエン:
愛情のしるしです。
何かおかしかったでしょうか?
犬の姿の時は、喜んでくださるのに。