ったく、なんでオレがこんな事しなくちゃなんねーんだよ。
なに、かいはつにっきって。知らね―。

オレは世界を救う、あの伝説の勇者様だぜ！？
マジだるいんですけど。
こういうチマチマしたことはメガネキャラにでもやらせとけっつーの。

あ、そこのモブ！　このへんに手頃な壺無い？壺！
無いのかよ。　ちっ、しけてんなぁオイ。

あー、壺割りてー。超割りてー。盛大にたたき割りてー。

―――あ？　なに。

ドットカレシの宣伝をしろだぁ？

それやったらなんか見返りとかあるわけ？壺割らせてくれんのかよ。

............へぇ、なるほどね。
アイツを好き勝手していいんだ。

よっしゃ分かった、やってやろうじゃん。

えーーーーー～～～～～っとぉ？

オレのいる「でんせつのおとめ」は、
オレと、まほうつかいと、そうりょと、シーフがPTメンバーだ。

 
ゆうしゃ：浪川大輔　まほうつかい：近藤 隆
そうりょ：松風雅也　シーフ：森久保祥太郎

CDコーナーにいるから、このジャケットイラストの商品があったら
レジへ持って行けよな。
店に行くのがめんどくさかったら、つーはんとかいうやつで買え。
買って、すぐさまオレんとこにポテチ持って来い。わかったな？

っと、話戻すわ。
オレらはなぁ、アイツのことずっとゲームん中で見てたんだよ。
なのにアイツはイイトコロでオレらから離れていった......。

で、なんか知らねーけどピカッて光ったと思ったら、
アイツがこっちに来てたんだよ。

ま、正直最初はビビったけどな。

あ？その後どう思ったかって？

決まってんじゃん。



この状況を利用しない手はねーつうの。
そうりょも、オレと同じようなこと言ってたしな。

とりあえず、オレが直接言ってやりたかったことは言ってやったぜ。

......マジありえねぇよ。
世界を救う勇者の名前が漬物っておっかしいだろうが！

オレらのこと放置してたのもムカつくし。

受験とか言ってたけど。知らねーよ。



......つか、なんでいちいちゲーム画面挟んでんだよ。
しかも、じしょ画面がカブってんだよ！

宣伝必死だなぁ、オイ。
それくらい必死に、アイツにもアンクエもプレイしてほしかったぜ......。

ふん、ま、今更グダグダいってもしょうがねーし
アイツは今やすっかりオレのもんだし、今からしっぽりとアイツとイチャついてくるわー。

近隣住民みんなから、昨夜はお楽しみでしたねっていわれてやるぜ！はっはっは！

じゃーな。